2016年(日本公開は2017年)にディズニーから公開された「モアナと伝説の海」は、「アラジン」「ヘラクレス」のロン・クレメンツ監督とジョン・マスカー監督がタッグを組んだアニメーション映画です。
美しい海とポリネシアの島々が舞台となり、少女モアナの成長と冒険を描いた本作は大ヒットとなりましたね。
ここでは「モアナと伝説の海」主要キャラクター5人の声を担当した声優を紹介していきます。
モアナを演じた声優は誰?
タマトアの日本語吹き替え版は意外な人だった?
さっそくチェックしていきましょう。
1.モアナ役の声優は?
主人公・モアナは父親の後を継いで村長になる運命を背負った女の子。
テ・フィテイの「心」を返すために海に選ばれ、マウイと共に旅に出ます。
冒険によって成長するモアナの声を演じた声優は?
モアナ役の声優を紹介していきます。
①モアナ役の声優(原語版)
モアナの原語版声優を担当したのは、ハワイ生まれの女優、アウリィ・クラヴァーリョさんでした。
2017年当時で17歳と、モアナの年齢にも近い女優さんですね。
モアナ役を射止めたきっかけは、チャリティーイベントでパフォーマンスを演じていたアウリィさんをタレントエージェントが見かけ、オーディションを受けるように勧めたことで、見事モアナ役を勝ち取ったのだそうです。
モアナ役の演技と歌声が高く評価されたことで、これからが期待される女優ですね。
②モアナ役の声優(日本語吹き替え版)
モアナの日本語吹き替え声優を担当したのは、現役大学生の屋比久知奈(やびく・ともな)さんでした。
屋比久さんも原語版もアナを演じたアウリィ・クラバリョさんと同様、オーディションを勝ち抜いてモアナ役を勝ち取った期待の新人です。
幼少の頃からバレエを習っている屋比久さんは英語も堪能で、TOEIC915点のハイスコアを持っているそうで、今後は海外でも活躍が見られるかもしれませんね。
ちなみに「かわいい!」と評判だったモアナの幼少期は、原語版ではルイーズ・ブッシュさん、日本語吹き替え版は竹野谷咲さんが演じています。
2.マウイ役の声優は?
筋肉ムキムキの肉体を持つ半神半人で、変身を得意とするマウイ。
体に刻まれた意志を持つ分身、ミニ・マウイがかわいいですね。
マウイの声を演じた声優は誰?
マウイ役の声優を紹介していきます。
①マウイ役の声優(原語版)
原語版マウイを演じたのは、ザ・ロックの名で知られる、プロレスラーのドウェイン・ジョンソンさんが担当しました。
日本でも「ロック様」と崇拝される程大人気のプロレスラーで、マイクパフォーマンスを得意として会場を沸かせるなど、カリスマ性のある男性です。
筋骨隆々なその肉体は、どことなくマウイを連想させる姿ですね。
現在では俳優としての評価も高く、マウイ役では見事な歌声も披露するなど、多才な一面も見えます。
②マウイ役の声優(日本語吹き替え版)
日本語版マウイを演じたのは、歌舞伎俳優の(2代目)尾上松也さんが担当しました。
梨園の世界で生まれ育った尾上さんですが、歌舞伎以外でもラジオや映画、テレビドラマなどに多数出演している人で、マウイの声はアニメの吹き替え声優初挑戦の作品だったそうです。
3.タラ役の声優は?
モアナが大好きなおばあちゃん、タラ。
「死んだらエイに生まれ変わりたい」と言っていたタラおばあちゃんの声を演じたのは誰?
タラ役の声優を紹介していきます。
①タラ役の声優(原語版)
変わり者だけれど、モアナの背中を押す大切な役割を演じたタラの声は、原語版では女優のレイチェル・ハウスさんが担当しました。
「ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル」、「クジラの島の少女」などに出演しているレイチェル・ハウスさんはニュージーランドの出身で、テレビや舞台などにも多数の出演経験がある、ベテラン女優です。
②タラ役の声優(日本語吹き替え版)
タラの日本語吹き替え声優を担当したのは、女優としてのキャリアが長い、夏木マリさんでした。
テレビドラマや映画の他、「千と千尋の神隠し」で湯婆婆役などが有名な方ですね。
洋画の吹き替え作品もたくさんある夏木さんですが、意外なことにディズニーアニメーション映画に出演したのは今作が初めてだったのだそうです。
4.トゥイ役の声優は?
モアナの父親で、村長として村人から尊敬されているトゥイ。
過去の経験から、島の風習を変えることを嫌がるトゥイの声を演じたのは誰なのでしょう?
トゥイ役の声優を紹介していきます。
①トゥイ役の声優(原語版)
親友を亡くした過去の経験から、島を離れることを嫌う厳格な性格になったトゥイ。
いい人だけれど固定観念に縛られてしまっているトゥイ役を演じたのは、原語版では俳優のテムエラ・モリソンさん、歌部分をクリストファー・ジャクソンさんが担当しました。
俳優としてのキャリアも長いテムエラ・モリソンさんは「スター・ウォーズ」シリーズや「ワンス・ウォリアーズ」などで有名なニュージーランド出身の男性です。
②トゥイ役の声優(日本語吹き替え版)
年頃の娘を持つ複雑な父親であるトゥイ役を演じたのは、日本語吹き替え版では安崎求さんが担当しました。
「アナと雪の女王」「プリンセスと魔法のキス」などのディズニーアニメーション映画の吹き替えにも多く担当している安崎求さんは、歌やダンス、ピアノなど多彩な特技を持つ俳優です。
5.タマトア役の声優は?
海底にある「ラロタイ」で暮らすヤシガニのタマトア。
敵でありながらちょっとコミカルなキャラクターで、憎めないタマトアを演じたのは?
タマトア役の声優を紹介していきます。
①タマトア役の声優(原語版)
原語版タマトアを演じたのは、ニュージーランド出身の俳優・コメディアン・声優として活躍しているジェマイン・クレメントさんが担当しました。
「怪盗グルーの月泥棒」「メン・イン・ブラック3」など多くの映画に出演作品があるジェイマンさんは、コメディアンとしてのして栄誉ある賞「ビリー・T・アワード」を授与された経験もあるそうです。
②タマトア役の声優(日本語吹き替え版)
マウイが持っていた魔法の釣り針を持っていたタマトア。
歌が大好きで、彼の登場シーンはほとんどミュージカルというタマトアの日本語吹き替え声優を担当したのは、ミュージシャンのROLLYさんでした。
ロックバンド「すかんち」のボーカルとして活躍しているROLLYさんは、そのキャラクターからバラエティ番組などにも多く出演しているタレントで、映画や舞台などに引っ張りだこの活躍をしているタレントです。
6.まとめ
ディズニーアニメーション映画「モアナと伝説の海」主要キャラクター5人を演じた声優を紹介しました。
個人的にはタマトア役を演じたROLLYさんは、声とキャラクターが本当にマッチしていて映画館で爆笑していた覚えがあります。
今度はストーリーだけではなく、声優にも注目して映画を鑑賞してみて下さいね。