「美女と野獣」ユアン・マクレガー演じるルミエールの魅力を徹底解説

2019 7/29

「美女と野獣」ユアン・マクレガー演じるルミエールの魅力を徹底解説

エマ・ワトソンがベル役で主演をつとめた「美女と野獣」が日本でも大ヒットしましたね。

映画館で美しい映像と音楽を楽しんだ人も多いのではないでしょう。

では皆さん、給仕頭ルミエールについてどれくらいご存知ですか?

ここでは「美女と野獣」ユアン・マクレガー演じるルミエールの魅力を紹介していきます。

 

目次

1.「美女と野獣」給仕頭ルミエールの4つの魅力

「美女と野獣」ユアン・マクレガー演じるルミエールの魅力を徹底解説

野獣にお仕えするルミエールは、城に幽閉されたベルを「魔女の呪いが解ける女性」と判断し、二人の仲を取り持ちました。

そんなルミエールの魅力を詳しく紹介していきましょう。

 

①レディファーストで前向きな人柄

「美女と野獣」ユアン・マクレガー演じるルミエールの魅力を徹底解説

何と言ってもルミエールの魅力は、レディファーストなジェントルマンで洗練された物腰ですよね?

ベルがひとりぼっちのディナーを楽しめるように、歌とダンスで楽しませ、心をほぐしていきます。

「自分のような醜い男を愛する女などいない」と心を閉ざしてしまった野獣にも、常に諦めないようにと励まし続ける前向きで明るいキャラクターです。

 

②ベルを見た瞬間に「呪いを解ける女性!」と判断した直感力

「美女と野獣」ユアン・マクレガー演じるルミエールの魅力を徹底解説

お城でベルを見たルミエールは「彼女こそが呪いを解ける女性だ」と直感します。

ここで魔女の呪いが解けなければ、自分のご主人は永遠に野獣となってしまうばかりか、自分たちも魂のない、ただのモノになり果ててしまいます。

ルミエールはどちらかと言えば、自分よりも「ご主人様である野獣を助けて欲しい」というニュアンスでベルと野獣を取り持ちます。

それはおそらく、幼い頃の心優しい「アダム王子」を知っているからこそ、「以前の優しかった彼に戻って欲しい」という願いも込められていたはずです。

 

③女好きな色男、だけど純真なハートの持ち主

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ルミエールの性格は実は女好きで色男…。

しかし、純真でチャーミングな一面を持ち合わせ、時計のコグスワースとの会話は独特のおかしさを生み出しています。

これはルミエールというキャラクターと、ルミエールを演じたユアン・マクレガーがルミエールの新たな魅力を引き出して現代風にアレンジしたといったところでしょうか。

ちなみにルミエールの恋人はメイドで羽ホウキのプリュメットです。

1998年にホームビデオ用に作られたアニメ「美女と野獣 ベルのファンタジーワールド」内の短編「ルミエールとフィフィの記念日」に主役として登場したことがあります。

「美女と野獣 ベルのファンタジーワールド」は、魔法が解ける前の野獣の城を舞台としたディズニーオリジナルストーリー。

こちらでもルミエールのピュアな一面を垣間見ることが出来て、面白いので、興味がある人はぜひ観てみて下さいね。

 

④英語版では「フランス語なまりの英語」をしゃべる

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英語字幕版「美女と野獣」のルミエールはフランス語なまりの英語を喋っていたのだそうです。

これはルミエールを演じた俳優、ユアン・マクレガーが実際に述べていることで、

「フランス語なまりの英語は思っていたよりも難しかったよ。

どちらかというと、メキシコやアメリカ南部のなまりになってしまった」

と語ったそうです。

なるほど、レディファーストな姿勢やもてなしの精神はフランス仕立てだからなのでしょう。

 

2.「美女と野獣」ルミエールの実写版とアニメ版の違い4選

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実写版「美女と野獣」とアニメ版「美女と野獣」、それぞれにルミエールはいい味を出しているのは言うまでもありませんね!

どちらも魅力的ですが、ここではルミエールに焦点絞って、実写版とアニメ版の違いを4つを紹介します。

 

①アニメ版よりも実写版の方が大人の渋さを感じる!

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ルミエールを演じたユアン・マクレガーは1971年生まれの45歳(2017年現在)。

アニメ版ルミエールの年齢は公表されていませんが、実写版「美女と野獣」を監督したビル・コンドン監督によると、

「(アニメのルミエールと比べると)少し年は取ったけれど、ユアンには20歳のようなエネルギーがある」

と評されていました。

実写版ルミエールには原作にはない、大人の渋さを感じることがありますが、それもユアン・マクレガーの魅力なのでしょうね!

 

②アニメ版よりもゴージャスな「ひとりぼっちの晩餐」シーン!

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ベルをもてなすために歌うシーンは、ルミエールの見せ場と言っても良いほどたっぷり時間をかけています。

東京ディズニーランドの人気アトラクション、「ドナルドのフィルハーマジック・オーケストラ」でも、この「ひとりぼっちの晩餐(Be Our Guest)」が使われるほど、有名なワンシーンですね。

このシーンは本当に見物で、あまりの派手さと美しさに目がチカチカしてしまうほどでしたよね。

このシーンのためだけでも、映画館の大スクリーンで観る価値は充分にあるでしょう。

「ちょっと派手すぎる」といった意見もありますが、このシーンは現代のCG技術だからこそ再現できた映像だと言えます。

主演のエマ・ワトソンは、このシーンが「一番つまらなかったわ」と言っていましたが(CG合成のため空っぽのテーブルで演技をしなければならなかった)、映像で観ると迫力満点なんですよね。

あれ?そう言えばこのシーン、歌って踊っているだけで、結局ベルは食事ができなかったのでは…?

まあそれも、ご愛敬ということですね。

 

③アニメ版にはない楽曲が追加されている!

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アニメ版「美女と野獣」の上映時間は1時間32分なのに対し実写版では2時間10分と、1時間以上も時間をかけています。

主に野獣とベルの幼少期のエピソード追加などに時間を割いていますが、その他にアニメ版にない、オリジナルの楽曲が3曲追加されています。

作曲家はディズニー作品の音楽担当としても知られる、アラン・メンケン

作詞は「アラジン」などの経験もあるティム・ライスが担当しました。

新たに追加された曲のひとつ、お城にいる小物や道具たち全員で歌う子守歌「Days in the Sun(デイズ・イン・ザ・サン〜日差しをあびて〜)」がお気に入りな人も多いはずです。

 

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- YouTubeYouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たã...

今まで暗い日々だったお城に、新しい光が差し込む気配を感じられそうな楽曲ですね!

 

④「モノ」になる瞬間が切なく美しい

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実写版のクライマックスでは、魔女の呪いで家具や食器に変えられたキャラクターが、モノに変わってしまう時があります。

これはアニメにない、オリジナルエピソードですが、この瞬間がまた切なく美しいシーンなのです。

相棒であるコグスワースに別れを言って、ルミエールらしく優雅な仕草でロウソクの燭台になってしまう…。

先の展開は分かっているのですが、このシーンは何度観ても涙ぐんでしまいますよね!

 

3.吹き替え版「美女と野獣」のルミエールも素敵!成河さんが語った収録エピソード3選!

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ルミエール役のユアン・マクレガーも素敵ですが、日本語吹き替え声優を演じた成河さんもとても合っています!

成河さんが語った、日本語吹き替えでの苦労話やエピソードを紹介します。

 

①セリフの収録は一人ずつで1日〇時間!

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実写版「美女と野獣」の日本語吹き替えは、キャラクター同士がやり取りをする方法ではなく、一人ずつ声を入れていく方法で収録を行ったそうです。

この方法はディズニー映画の中でも珍しい収録方法で、

「納得がいくまで30回でも40回でもリテイクができた」

と成河さんは語っています。

確かに、複数人でセリフ合わせをする収録では、納得がいかなかったとしてもスケジュールなどの都合でOKにすることも仕方ないのでしょう。

しかし一人ずつなら本当に納得できるまで取り直しができますよね!

もちろん苦労もあったそうで、収録はセリフと歌部分でたった2日、それも1日7時間以上もかかったと言っています。

ルミエールは役柄としてもかなりセリフが多いキャラクターですので、成河さんも大変だったみたいですよ。

 

②英語で話すコグスワースに「日本語で返事」をするのは難しい!

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上記で紹介したように一人ずつ日本語を入れていった俳優さんたち。

ルミエールは時計のコグスワースとよく面白おかしくお喋りをしていますが、この会話にも苦労話がありました!

「コグスワースが英語で喋るのに対して、自分は日本語で答えていた。

慣れるまでが大変でした」

と成河さんは答えています。

吹き替え版には演じた俳優とはまた違った苦労もたくさんあったみたいですね。

 

③ルミエールは他のキャラクターよりも動きが大きい!

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成河さん声優初体験ということで、

「映像と声のタイミングを合わせることがすごく大変でした」

と答えています。

またルミエールは他のキャラクターよりも動きが多いので、動きに合わせてセリフのアクセントを調整したり、現場で模索しながら声を入れていったそうです。

ディズニー映画の吹き替えということで、かなりプレッシャーを感じていたという成河さんのルミエール。

字幕版でしか観たことがないという人も、ぜひ一度成河版ルミエールを観るのも、楽しいですよ。

 

4.実写版「美女と野獣」ルミエール役のユアン・マクレガーのプロフィールと出演作品3つ

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それでは、最後にルミエールを演じた俳優、ユアン・マクレガーについて紹介します。

 

①ユアン・マクレガーのプロフィール

「美女と野獣」ユアン・マクレガー演じるルミエールの魅力を徹底解説

ユアン・マクレガーはスコットランド出身の俳優で、現在46歳。

演技の勉強をするために高校を退学し、パースのレパートリー・シアターでスタッフ兼エキストラをしながら演技の勉強をしていたそうです。

その後音楽演劇学校に入学し、スカウトされて俳優としてのキャリアを形成していきました。

 

②ユアン・マクレガーの出演作品3つ

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それでは、大人の渋さを持つユアン・マクレガーの出演作品を簡単に紹介します。

  • 映画「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」アランステア・マードランド警部補 役
  • 映画「マイケル・デイヴィス 空白の5年間」デイヴ・ブレイデン 役
  • 映画「スターウォーズ 」シリーズ オビ=ワン・ケノービ役

ルミエールとはまた違った一面を見ることが出来ますよ!

 

5.まとめ

「美女と野獣」ユアン・マクレガー演じるルミエールの魅力を徹底解説

実写版「美女と野獣」ルミエールについて、ルミエールの魅力やアニメ版との違い4選、また日本語吹き替え声優を担当した成河さんが明かしたエピソードなどを紹介しました。

何度観ても新たな魅力が発見できる「美女と野獣」。

愛すべきキャラクター・ルミエールにも注目して、もう一度映画を堪能してみませんか?

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